第88期定時株主総会招集ご通知 証券コード : 4549
当社グループは、当連結会計年度において、中期経営計画に基づき、以下の重点課題に取り組んでまいりました。
①がんの予防・治療への貢献
2024年に上市した『MINtS® 肺癌マルチ CDx ライブラリー調製試薬キット』及び『遺伝子解析プログラム MINtS Analyzer』による、非小細胞肺癌のコンパニオン診断システムの普及拡大に向けた取り組みを進めてまいりました。今後も、関連する医療機関や関係者との連携を通じて、本診断システムのさらなる浸透を図ってまいります。
また、便潜血検査用試薬及び装置の販売は、便潜血検査を中核とした大腸がん検診ニーズの高まりを背景に、欧州を中心とする海外市場において堅調に推移いたしました。今後も海外市場での便潜血検査の普及を推進するとともに、大腸がんを中心としたがんの早期発見に貢献してまいります。
②感染症撲滅・感染制御への貢献
USAIDの閉鎖に伴うGlobal Fundの資金規模縮小といった影響はありましたが、当社はアフリカをはじめとする途上国において、LAMP法を用いた結核検査システム(TB-LAMP)の普及を通じ、結核撲滅に向けた取り組みを継続してまいりました。
また、結核に加えて、マラリアやNTDs(顧みられない熱帯病)への対応にも注力し、各国・地域の医療環境に応じた診断機会の拡大を通じて、医療アクセス向上及び感染症の制御・撲滅に貢献してまいりました。
③ヘルスケアに役立つ製品・サービスの提供
当社は、2023年に便中カルプロテクチン測定試薬について、「クローン病の病態把握の補助」を目的とした使用(臨床的意義)に関する薬事承認を取得しました。これにより、非侵襲的な便検査によりクローン病の病態を把握できる新たな選択肢として医療現場での認知が進み、当連結会計年度においても国内の医療機関への導入が着実に拡大しました。
また、海外市場においては、欧米を中心に便中カルプロテクチン検査の臨床活用が広がっており、今後も各国の医療ニーズや診療ガイドラインの動向を踏まえながら、当該検査をはじめとするヘルスケア分野の製品・サービス展開を積極的に推進してまいります。