取締役・監査役による経営監督・監査機能が十分に発揮されるよう、取締役室及び監査役室を設置し、職務遂行に必要な情報及び支援を適切かつタイムリーに提供しています。
社外役員に対しては、取締役会での審議の充実を図るため、取締役会資料の事前配付・説明や、経営戦略・重要案件等に関する説明会の開催など、関連情報の提供を行うほか、就任時オリエンテーション、毎年の事業投資先視察や経営陣幹部との対話など、三菱商事の事業や戦略に対する理解を深める機会を継続的に提供しています。また、経営監督機能の実効性を一層高めるため、ガバナンス・指名・報酬委員会、社長業績評価委員会等、社外役員が過半数を占める会議を開催するほか、独立社外役員会議を四半期に1回程度開催し、三菱商事の経営やコーポレート・ガバナンスなどに関する幅広いテーマについて、自由にディスカッションする機会を設けるなど、独立社外役員同士の連携の深化も図っています。
三菱商事の経営やコーポレート・ガバナンスなどに関する幅広いテーマについて自由にディスカッションし、独立社外役員同士の連携の深化を図っています。
平成29年度は、サステナビリティや社会貢献、株主との対話などをテーマとした意見交換等が行われました。
平成30年2月開催時の様子
三菱商事及び三菱商事グループの幅広い事業内容についての理解を深めるため、毎年、社外役員による三菱商事グループ企業等の現場視察やグループ企業等の経営者との対話などを実施しています。
平成29年度は、MDP※の原料炭事業を中心とした当社の豪州における事業投資先視察を実施いたしました。BMA保有のピークダウンズ炭鉱、ヘイ・ポイント港を視察したほか、MDPを含む豪州事業会社経営者との活発な意見交換を行いました。
※Mitsubishi Development Pty Ltd(MDP)は、平成13年に資源メジャーのBHP Billiton(当時)と共に折半出資し、BMAを設立。BMAは、豪州クイーンズランド州に操業中の7炭鉱を含む炭鉱、未開発鉱区、港湾を保有する世界最大規模の原料炭事業。
ピークダウンズ炭鉱視察時の様子(平成29年9月)
監査役の監査の一環として、国内外の拠点、事業投資先等を訪問し、拠点長、事業投資先経営者、現地社員等との対話や意見交換などを実施しています。
総合水事業会社Metito Holdings社ドバイ本社での対話時の様子(平成29年9月)