対処すべき課題

 当社は「健康」と「環境」をテーマに社会に貢献することを目指し、医薬品・健康食品・化学品の3事業で、成長に向けた取り組みを強化してまいります。

①医薬品事業
 昨今の世界情勢を受け、原薬の輸入や原料調達においてもカントリーリスクの懸念は高まっております。当社においても、多地域からの調達ネットワークを強化し、安定供給に努めてまいります。一方、カントリーリスクの高まりによって調達先を国内回帰する傾向も出てきており、国内製造を行う当社にとっては機会ととらえています。当社の技術と資源を最大限活かし、各開発案件を着実に立ち上げて取引の拡大につなげてまいります。

②健康食品事業
 健康食品市場は当面緩やかな成長を続けると見込んでおり、当社もその中で継続的な案件獲得により売上の拡大を図ってまいります。蓄積したレシピを活用し、機能性表示食品や高齢者向け製品など、成長が期待できる分野に向けた製品開発を強化してまいります。

③化学品事業
 当社の化学品事業の強みである液体処理技術を活かすため、製商品の強化は重要なものと考えております。近年、海外のイオン交換樹脂メーカーと共同開発を行っており、複数の製品を発売しております。これら製品の売上拡大に向け、用途開発やターゲット市場の開拓を加速させてまいります。

④品質管理体制の強化
 高品質な製品を安定的に提供するため、品質管理体制の強化は重要なものと考えております。新製品の立ち上げが増加していく中でも安定した品質管理を行えるよう、体制の維持・強化に努めてまいります。

⑤生産体制の強化
 新製品の立ち上げや製造量の増加に対応すべく、生産技術の向上に取り組み、工場スペースの有効活用や最適な設備配置、工場インフラの強化など、今まで以上に効率的で安定生産が可能な体制を構築してまいります。

⑥従業員の意欲、能力の向上
 持続的な成長のため、従業員エンゲージメントの向上に努めてまいります。当事業年度には、従業員の目標設定、業績等の査定方法を明確化し、評価を適正化するため、人事評価制度の更新を行いました。新制度の運用を行いながら、従業員が意欲的に働けるよう努めてまいります。また、人材育成や能力開発のため、より充実した教育研修を計画・実行してまいります。

 株主の皆様におかれましては、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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2022/08/26 12:00:00 +0900
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