第101期 定時株主総会招集ご通知 証券コード : 8059

事業の経過及びその成果

 当連結会計年度における我が国経済は、半導体などの供給制約緩和に伴う生産活動の持ち直しや経済活動の正常化が進む中、円安の進行、価格転嫁の進展、インバウンド需要の拡大等を背景として緩やかな回復傾向をたどりました。しかしながら、中国など海外経済の減速懸念、中東情勢の不安定化をはじめとした地政学リスクの増大、物価上昇に伴う需要の減少、人件費高騰によるコストの増加、人手不足の深刻化への懸念など、先行きの景況感については依然として慎重にならざるを得ない状況となっております。
 このような状況の中、当社グループでは新たな経営理念、成長戦略「V2030」のもと、「創造期」の位置付けである中期経営計画「MT2024」において、「次世代型エンジニアリング商社」への実現に向け、「成長に向けた事業戦略」「経営基盤の強化」を基本方針として、技術・サービス力のさらなる強化、DXによる新たなビジネスモデルの構築を図るとともに、人的資本等の充実、サステナビリティ経営に注力しております。この結果、業績は年度を通じて好調に推移し、当連結会計年度の売上高は、1,877億90百万円(前期比22.2%増)となりました。
 利益面では、営業利益は90億90百万円(前期比35.3%増)、経常利益は90億4百万円(前期比26.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は74億61百万円(前期比18.1%増)となり、過去最高益を更新しました。

業績ハイライト


業績の推移

(注)

第99期より「収益認識に関する会計基準」等を適用しており、第99期以降の各数値は適用後の数値となっております。

セグメントの状況

 国内外向けの各種プラント用設備や地熱・天然ガス開発向け機材等の売上の減少やバイナリー発電装置事業に係る引当金の計上があったため、売上高は14億69百万円減少の157億23百万円(前期比8.5%減)となり、セグメント利益(営業利益)は4億48百万円減少の4億6百万円(前期比52.4%減)となりました。

 国内外向けリチウムイオン電池製造設備等の売上が増加し、売上高は156億79百万円増加の341億88百万円(前期比84.7%増)となり、セグメント損益(営業損益)は11億1百万円増加の10億33百万円の利益となりました。

 プラスチックス製品・食品関連業界向けの成形機、塗装関連設備及び周辺機器、医療関連器具製造装置等の売上が増加したため、売上高は41億31百万円増加の278億97百万円(前期比17.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は4億34百万円増加の10億76百万円(前期比67.6%増)となりました。

 IT及びデジタル関連機器製造会社向けの電子部品製造関連設備等の販売が増加したため、売上高は18億80百万円増加の504億41百万円(前期比3.9%増)となりましたが、セグメント利益(営業利益)は3億42百万円減少の28億73百万円(前期比10.7%減)となりました。

 自動車関連業界向けの自動組立ライン、塗装ライン、車載電子部品製造関連設備等の売上が増加したため、売上高は73億59百万円増加の388億19百万円(前期比23.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は9億64百万円増加の18億73百万円(前期比106.0%増)となりました。

 錠剤印刷検査装置やパッケージング用機器・装置等の売上が減少したものの、医療機器製造装置の売上が増加したため、売上高は13億45百万円増加の127億80百万円(前期比11.8%増)となりましたが、セグメント利益(営業利益)は1億93百万円減少の9億98百万円(前期比16.2%減)となりました。

 航空機地上支援機材及び空港施設関連機器や自治体及び官公庁向け特殊車両等の売上が増加したため、売上高は50億10百万円増加の75億28百万円(前期比199.0%増)となり、セグメント損益(営業損益)は5億37百万円増加の4億91百万円の利益となりました。

2024/06/25 12:00:00 +0900
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