第45回定時株主総会招集ご通知

株主の皆さまへ

　平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。当社の第45回定時株主総会招集ご通知をお届けいたします。
　2023年度の株主総会において「反転攻勢」を宣言いたしました。2024年度は、水面下で準備を重ねたプロジェクトが徐々に形になり、当社の攻勢が一層強化される一年となりました。
　AIは日々進化し、産業や生活に急速に普及し始めています。人類の叡智を大きく超えるASI(Artificial Super Intelligence：人工超知能)の実現を通して人類の未来をより豊かにするという使命を果たすため、当社は新時代のキープレイヤーとして、最先端AI技術を牽引するOpenAIと、卓越した半導体設計力を有するアームを中心に戦略体制を構築しています。
　2025年１月には、OpenAI、Oracleなどと共同でAIインフラストラクチャーを構築するために、「Stargate Project」を発表しました。外部の投資家などからも資金を調達し総額5,000億米ドル規模のプロジェクトになる見込みです。翌２月には、企業ごとにカスタマイズされた最先端AI「クリスタル・インテリジェンス^*1」の開発・販売に向けてOpenAIとパートナーシップを締結。この取り組みを加速させるため、合弁会社の設立にも合意しました。
　加えて３月には、AI革命におけるリーダーシップ強化のため、OpenAIへの追加出資に合意しています。また、アームは最新の「Armv9」の普及などにより、データセンター・モバイル・自動車・IoTなどあらゆる分野で欠かせないプラットフォームとして堅実な成長軌道を歩んでおり、Microsoft、Google、Amazon Web Services、NVIDIAなど世界を代表するテクノロジー企業による採用実績がその信頼性を裏付けております。
　こうした積極的なAI分野への投資を拡大する中、当社の最重要指標であるNAV^*2は25.7兆円、LTV^*3は18.0%となりました。業績については、連結純利益^*4が１兆1,533億円、投資利益が３兆7,011億円となり、ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業では主要投資先AI企業の評価益の増加により、ポートフォリオの価値が向上しています。
　当社は、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念に基づき、LTVや手元資金に関する財務方針^*5を堅持するとともに、AI活用による新たな価値創造とNAV向上に努めてまいります。株主の皆さまにおかれましては、ご理解とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2025年６月３日

*1「クリスタル・インテリジェンス」は正式名称ではなく仮称
*2 Net Asset Value、保有株式価値−調整後純有利子負債で算出
*3 Loan to Value、保有資産に対する負債の割合で、調整後純有利子負債÷保有株式価値で算出
*4 親会社の所有者に帰属する純利益
*5 LTVを金融市場の平時は25%未満、異常時でも35%を上限として管理するとともに、今後２年分の社債償還資金以上の手元流動性を確保