第44回定時株主総会招集ご通知

株主の皆さまへ

　平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。当社の第44回定時株主総会招集ご通知をお届けいたします。
　2023年度は、AIの普及が本格化する中、AI向け半導体市場の拡大などを背景に、米国をはじめとする株式市場が活況を呈しました。このような環境の下、当社子会社のアームは、2023年９月14日にNasdaq Global Select Marketへ上場しました。こうした市場の活況とアームの株価上昇などにともない、当社の最重要指標の一つであるNAV（注1）は2024年３月末時点で27.8兆円（前年度末比13.7兆円増）と過去最高水準まで回復しました。また、LTV（注2）は8.5％（同2.5ポイント改善）、手元流動性（注3）は4.6兆円（今後４年分の社債償還資金に相当）と、財務の安全性と十分な資金余力を維持することができました。
　業績については、連結純損失（注4）が2,276億円となりました。持株会社投資事業で4,590億円、ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業で1,673億円の投資損失を計上したほか、2023年度も前年度に続き一年を通じて円安傾向が続いたため為替差損を7,031億円計上するに至りました。
　ソフトバンクグループは、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、NAVのさらなる向上に取り組んでおり、2024年度は、財務方針を堅持しつつ今後のNAVの成長につながる投資機会を追求し、来るべきAGI（Artificial General Intelligence）の到来に向けた取り組みをすすめてまいります。株主の皆さまにおかれましては、ご理解とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2024年５月29日

1. Net Asset Value、保有株式価値－調整後純有利子負債で算出
2. Loan to Value、保有資産に対する負債の割合で、調整後純有利子負債÷保有株式価値で算出。保有株式価値および調整後純有利子負債は、いずれもアセットバック・ファイナンスにおける満期決済金額または借入金を除く。また、調整後純有利子負債の算出からは、当社グループのうち、上場子会社であるソフトバンク㈱（LINEヤフー㈱およびPayPay㈱をはじめとする子会社を含む）およびアーム、ならびにSVF１、SVF２、LatAmファンドなど独立採算で運営される事業体に帰属する有利子負債および現預金等（債券投資を含む）を除く。なお、SB Northstarの有利子負債（ただし、特定の有利子負債を除く）および現預金等（債券投資を含む）は調整後純有利子負債の算出に含む。
3. 現金および現金同等物＋流動資産に含まれる短期投資＋債券投資＋コミットメントライン未使用枠。当社単体ベース（SB Northstarを除く。ただし現金および現金同等物ならびに債券投資は含む。）
4. 親会社の所有者に帰属する純損失