現在5名の監査役のうち、濱塚純一、石毛孝幸、北田幹直の各氏は本総会終結の時をもって任期満了となります。引続き、監査体制の充実を図るため、新たに監査役を2名選任すると共に、濱塚純一氏を監査役に再任いたしたいと存じます。
監査役候補者は次のとおりであります。新たに選任をお願いする監査役の内1名は社内出身でありますが、当社事業に精通し、当社監査役としての職責に専従する社内の常勤監査役を2名体制とすることで、監査の実効性強化を図るものです。本候補者の選任議案の本総会への提出につきましては、監査役会の同意を得ております。
なお、社外監査役候補者の長沢美智子氏は、当社が上場する㈱東京証券取引所が上場規程において定める独立役員の要件を満たしており、同氏の選任をご承認いただいた場合、独立役員として指定する予定であります。
なお、本議案が原案どおり承認可決されますと、監査役会の構成(予定)は次のとおりであります。
常勤監査役
41,015株
(潜在株式数)(0株)
4年(本総会終結時)
18回/18回(100%)
19回/19回(100%)
濱塚氏は、当社において、財務、経理、リスク管理などコーポレートでの業務に従事し、また、米州地域CFOなどの要職も歴任するなど、当社の企業活動に対する豊富な経験とグローバルな事業経営に関する知見を有しています。同氏は当社内での経験や知見を有し、2016年6月に当社監査役に就任して以来、その職務を適切に遂行し、監査役会及び取締役会の監査機能の向上に貢献していることから、引き続き当社の経営を監視・監督できるものと判断したため、候補者といたしました。
私は、当社において財務、経理及びリスク管理などの業務に従事し、また、米州地域CFO、アジア・大洋州副総支配人を経て、2016年より監査役を務めてまいりました。この間社外監査役とともに、取締役や社内関係部署との緊張感を持った信頼関係を強化することによって、監査の実効性を高めることに注力してまいりました。
今後も企業を取り巻く大きな事業環境の変化がもたらすリスクの回避と事業機会の追求の双方に高い感度を持ち、グローバル企業としての双日の企業価値向上に貢献していく所存です。
顧問
35,600株
(潜在株式数)(12,775株)
櫛引氏は、主計部長を経て、執行役員としてリスク管理担当を、常務執行役員として人事、総務、IT業務担当を務めてきました。同氏は、当社における豊富な業務経験を通じて培われた専門知識と、幅広い知見を有していることから、監査役としての職務を適切に遂行することができると判断したため、候補者といたしました。
私はこれまで、双日において入社以来培ってきた経験として、経理、税務、会計、あるいはリスク管理、人事、総務、ITシステムなど総合商社における職能業務を幅広く担当してまいりました。監査役として、これらの経験を活かし、双日グループの持続的発展と成長のため、健全で透明性のあるコーポレート・ガバナンスの向上、内部統制や監査の高度化にも寄与すべく責務を果たしてまいります。
0株
(潜在株式数)(0株)
長沢氏は、司法分野において要職を歴任した経歴に加え、他の企業での社外取締役としての経験も有しております。同氏は、弁護士として企業法務にかかわる豊富な経験から経営に関する高い見識と監督能力を有し、社外監査役として職務を適切に遂行し、当社のコーポレート・ガバナンスの向上及び監査役監査の充実に貢献していただけるものと判断したため、候補者といたしました。
東京丸の内法律事務所 パートナー
綜合警備保障株式会社 社外監査役(2020年6月24日開催の定時株主総会で就任予定)
長沢氏は、会社法施行規則第2条第3項第8号の社外監査役候補者であります。また、同氏は、当社の「社外役員の選任及び独立性に関する基準」(株主総会参考書類P.20参照)を満たしており、社外監査役としての独立性は十分に確保されているものと判断しております。このため、当社は同氏を㈱東京証券取引所に独立役員として届け出る予定であります。
なお、独立性に関する補足情報は以下のとおりであります。
・同氏がパートナーを務める東京丸の内法律事務所と当社の間には取引関係はありません。
私は、弁護士として36年間、法曹の世界に身を置いてまいりました。近年は、複数の企業の社外取締役も務めており、その経験からも企業におけるガバナンス高度化の重要性を認識しております。
これまでに培った知識と経験を活かし、コンプライアンスの徹底とコーポレート・ガバナンスの実効性の向上を注視するとともに、多様性を意識し、監査役の責務を果たしていくことで、双日の企業価値向上に貢献したいと考えております。