トップが語る

2021年、カゴメは変化の激しい環境下においても長期ビジョンの実現に向け着実に歩んでいきます


日本の野菜摂取量拡大への取り組み

1日350gの野菜摂取の実現に向けて、20年1月に「野菜をとろうキャンペーン」を立ち上げ、日本の野菜不足に本気で取り組むことを広く宣言しました。20年度の活動は、コロナ禍の影響を受け、テレビCM、新聞広告、WEBなどでの展開が中心となりました。21年度は①多様な形態の商品の発売、②メニューや機能性などの情報発信、③キャンペーンに賛同いただいた企業との連携による新たな野菜との接点開発に取り組みます。同時に、簡単に野菜摂取量を測定できるベジチェック®の体験者を増やす活動にも注力します。これらの活動を通じて野菜摂取に対するお客さまの行動変容につなげ、野菜摂取量を底上げしてまいります。


「野菜をとろうキャンペーン」の活動


オープン型バリューチェーンにより、野菜の供給量を増やす

野菜摂取量を増やすために、カゴメは野菜に対する知見や技術を進化させ、野菜の供給力を強化します。これまで培ってきたバリューチェーンにおいて、野菜の加工技術など当社の強みとなる機能は自らの力でさらに強化していきます。同時に、他企業との協業や大学・研究機関との共同研究・開発などにより、新たなバリューチェーンの強みを創出します。このように社内と社外の力を融合して最適な組み合わせを作るオープン型バリューチェーンの構築が、野菜の供給力強化のポイントになると考えています。その一つとして、農業法人との協業による新しいチャレンジが北海道でスタートしています。


農業振興と地方創生のモデルケースを目指す

20年2月に北海道の農業法人との合弁会社「そうべつアグリフーズ」を設立しました。生鮮たまねぎからたまねぎ加工品までをシームレスに提供できる事業の構築に取り組んでいます。この事業は、農業の6次産業化の新しいモデルとしての確立も目指しています。加えて過疎化が進む北海道において、新しい雇用を創出し、地方創生にも貢献したいと考えています。



持続可能な社会の実現に向け環境問題に向きあいます

環境問題の解決に向けて取り組みます。自然の恵みを生かした商品をお届けするカゴメにとって、自然環境の保全は事業の継続のために必要不可欠です。特に、気候変動への対応は優先度の高い課題と認識し、これまで以上にスピードを上げて取り組みます。20年度に「カゴメ環境マネジメント3ヶ年計画(19-21年)」の見直しを行い、21年度はCO₂削減中期目標の達成に必要となる再生可能エネルギーの計画的な利用やCO₂排出量削減を加速する体制の構築を速やかに図ります。同時にビッグデータ解析技術を応用したスマートアグリの開発・普及など、環境対応型の農業の実践にも貢献していきます。


ウィズ・コロナ時代に成長するために「先進志向」で新しい成長のタネを育む

コロナ禍がもたらした変化への対応力を強化し、さらにはこの変化をチャンスと捉えて成長につなげていくためには、社内の風土づくりが重要であると考えています。当社には「常に一歩先んじ、未来の変化を先取りする、創り出す」行動を意味する「先進志向」という言葉が受け継がれています。ウィズ・コロナからアフター・コロナの時代の中で、当社が持続的に成長していくためには新しい成長のタネが必要です。その成長のタネを発見するスピリットが「先進志向」に他ならないと考えています。この「先進志向」の風土づくりに、ダイバーシティの推進により多様な従業員がそれぞれの力を十分に発揮できる環境を整備することで取り組み、持続的な成長につなげてまいります。



 山口社長のインタビュー動画はこちらから

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2021/03/26 12:00:00 +0900
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