第2次中期経営計画(2019-2021年)を振り返って

2019年から2021年までの3カ年の第2次中期経営計画を振り返るとともに、課題認識と第3次中期経営計画に向けた注力ポイントをご説明します。

第2次中期経営計画基本戦略

収益力強化の継続と新事業・新領域への挑戦による成長
「野菜をとろうキャンペーン」に全力で取り組み、野菜需要を喚起することで、トップライン(売上収益)を成長へ反転させる。

定量数値の変化

達成できたこと

利益獲得力の向上
中長期的に原材料費や物流費などのコスト上昇が見込まれる中、グループ全体での利益獲得力の強化に取り組みました。特に、課題であった国内農事業や国際事業については、生産量の適正化や固定費の削減などの収益構造改革により、利益を創出しやすい構造に改善できました。

働き方の改革
各種人事制度導入やリモートワーク環境をはじめとした仕組みの整備など、「働きやすい」環境づくりに取り組んだ結果、年間総労働時間が減少しました。また、新型コロナウイルス感染拡大下でも、従業員の安全を確保しつつ事業活動が継続できました。

新たな成長に向けた基盤の整備
新型コロナウイルス感染症により、社会の変化のスピードがさらに加速している状況の中、仕事の進め方のスピードを上げ、素早く柔軟に進める体制を強化しました。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、ROIC管理の導入、環境課題への取り組み強化などの基盤の整備と、農業法人や他企業との協業による新たな成長に向けた種の仕込みを行いました。

課題として残ったこと

グループ全体での利益獲得力が向上した一方で、持続的なトップライン(売上収益)の成長がまだ十分ではありません。また、積み残した課題として以下を認識しています。
強みを活かした野菜領域でのさらなる存在感の創出
新たな収益の柱の探索
イノベーションを創出するビジネスモデルの進化
「 働きやすさ」から「働き方の質の向上」へ

対応すべき主な環境変化

世界人口の増加と国内人口の減少
食と健康に関するマーケットの変化
食料、水、天然資源などの価格上昇
世界的な健康と免疫意識の高まり
デジタル化による顧客接点の多様化やECチャネルの拡大
テクノロジーの進化
世界的な環境問題の深刻化

第3次中期経営計画での注力ポイント

第2次中期経営計画で積み残した課題を解決し、環境変化をとらえて2025年のトップライン(売上収益)の成長を確実なものとするため、以下の点にスピードを上げて取り組んでまいります。

Point. 1 中長期的な「成長」に軸足をおいたリソース配分
Point. 2 野菜摂取推進のさらなる取り組み
point. 3 挑戦を促す企業文化の醸成と、成長を支える人材の育成
point. 4 長期的視点でのサステナビリティへの取り組み
point. 5 DXのさらなる加速


次の項目へ
2022/03/30 12:00:00 +0900
外部サイトへ移動します 移動 ×

カメラをかざして
QRコードを
読み取ってください

{{ error }}