株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
第95回定時株主総会が、6月19日開催の運びとなりましたので、ここに「定時株主総会招集のご通知」をお届けいたします。
「すべての人に“生活の可能性が拡がる喜び”を提供する」という、2030年ビジョンの実現に向けて、Hondaは各事業領域で、カーボンフリー社会、交通事故ゼロ社会の実現に向けた取り組みを進めています。
四輪事業では、高い環境性能と、走りの楽しさを両立した2モーターハイブリッドシステム、i-MMDの適用を拡大、今年、新たに小型車クラスにもi-MMDを搭載します。電気自動車についても、各地域の特性や法規制、市場ニーズに合わせた商品を、各地域で投入してまいります。
二輪事業では、スクーター「PCX」シリーズに、量産二輪車として世界初となるハイブリッドシステムを採用した「PCX HYBRID」を発売し、電動二輪車「PCX ELECTRIC」のリース販売を、日本でスタートいたしました。
交通事故ゼロ社会の実現に向けては、Honda SENSINGの適用をグローバルで進めています。日本市場では、新型N-BOXを皮切りに、新型モデルへの標準装備化を進めており、今後、北米、中国、欧州等地域においても、適用機種を拡大していきます。
Hondaは、今後も、クリーンで安全・安心な社会作りに、積極的に取り組んでまいります。
Hondaは昨年、創業70周年を迎えました。お客様、株主様をはじめとするステークホルダーの皆様に支えられながら、昭和の40年、平成の30年を、歩んでまいりました。
現在、業界を取り巻く環境は、大転換期を迎えていると言われます。加速する環境変化に対応しながら、将来に向けた新価値創造にも対応できるよう、二輪、四輪事業においては、今期より、新たな運営体制で取り組んでおります。また、パワープロダクツ事業については、エネルギービジネス事業を担当事業に組み入れ、新事業展開の加速を図ります。そして、将来に向けて、移動と暮らしにおける新価値提供機能を進化させる、との想いを込め、名称を「ライフクリエーション事業本部」といたしました。
令和、新たな時代の幕開けに、Hondaは、熱き想いで事業に取り組んでまいります。
株主の皆様におかれましては、Hondaの取り組みに、変わらぬご理解、ご支援を賜りますよう、引き続き宜しくお願い申し上げます。
2019年5月
代表取締役社長