当社は、2018年11月に、2019年度から始まる3か年の経営の指針として『中期経営戦略2021』を策定しました。
米国と中国の覇権を巡る対立等による地政学的力学の変化に加え、デジタル技術の進化やプラットフォーマーの台頭による“第4次産業革命”ともいえるビジネスモデル変革の潮流を踏まえて、持続的な事業成長を目指すための、経営方針となります。
「事業ポートフォリオ」「成長メカニズム」「人事制度改革」「定量目標・資本政策」の4項目から構成される中期経営計画により、事業経営モデルによる三価値同時実現※を前提とした成長を実現します。
『中期経営戦略2021』の進捗
2019年度は、世界経済の減速に、新型コロナウイルス感染急拡大の影響が加わる厳しい事業環境の中で、資産入替や、顧客基盤につながる「川下」領域、IT・物流等の「サービス」分野での取組を着実に進めました。
新型コロナウイルス感染症による当社事業への影響
現時点では、新型コロナウイルスの感染収束の目途がたたない状況が続いていますが、現段階での営業グループの各事業に対する主な影響は次のとおりとなっています。
三菱商事グループの企業像
社会のニーズに応え、社会と共に持続的成長を実現する三菱商事グループ
三菱商事グループは、全産業を俯瞰する「総合力」、成長の芽を発掘する「構想力」、成長を実現する「実行力」の三つの力で、SDGsの考え方も踏まえた事業環境の変化に対応し、社会のニーズに応え、社会と共に持続的成長を目指します。