第5号議案
定款の一部変更の件(女性取締役比率の記載について)〔株主提案3〕

1.議案の要領
 女性取締役比率は30%以上とする旨を定款に定める。

2.提案の理由
 アジア・コーポレートガバナンス協会はプライム市場に上場する企業に対し、下記の審査基準を提案している。
・取締役会が同姓のみで構成されている場合は上場を認めない
・1~2名の女性取締役の就任の義務付け
・2030年の年次株主総会終了時までに女性取締役比率30%の達成を義務付け
また、ロンドン大学ビジネススクールのバーバラ・カーズ教授らの研究によると、女性取締役が多い銀行ほど、不祥事による罰金の頻度が大幅に減少することが判明していることから、カーズ教授らは「女性取締役が多い銀行は、不祥事が少ない」と結論付けている。
 不正融資問題、度重なる顧客預金の着服等の不祥事が絶えない当銀行の現状を鑑みると、女性取締役比率30%の達成は必須である。また、プライム市場上場企業として、女性取締役比率30%の達成はダイバーシティ&女性活躍推進を早期実現している先進的な銀行として、世間にアピールすることができる。

【当社取締役会の意見】
反対:当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
 当社は、取締役会全体としての知見・経験・能力のバランス及び多様性を重視しており、女性の活躍についても、中長期の目線で女性社員が活躍する職場を目指して様々な取組みを継続しながら、女性役職者数を一定比率以上とすることを目指しております。
 取締役会の女性比率も重要ですが、上述のとおり、取締役会全体としての知見・経験・能力のバランスを図る必要もあり、女性比率の向上のみに着目することは適切ではないと考えております。当社としては、女性社員の長期的なキャリア形成支援、働き方の多様性を広げることなどの環境整備を図っていくことで女性役職者が活躍する機会を充実させることがまず重要であり、そうすることが結果として取締役会における女性比率の向上につながるものと考えております。


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2023/06/29 15:00:00 +0900
2023/06/22 17:00:00 +0900
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