第38回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 9434
平素より格別のご⾼配を賜り、厚く御礼申し上げます。当社の第38回定時株主総会招集ご通知をお届けいたします。
本年1月に発生した令和6年能登半島地震により被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。この震災に伴って、当社が提供する通信サービスが利用しづらい、または利用できない状況が発生しました。お客さまにご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。この震災を機に、当社グループはより安定した通信サービスの提供に努めるだけでなく、社会インフラを担う企業としての責任をしっかりと果たし、持続可能な社会の実現に貢献していくという決意を新たにしました。
2023年度の連結業績は、売上・利益ともに上方修正(2024年2月発表)した業績予想を上回り、2022年度のPayPay㈱の子会社化に伴う一時益の影響を除いたベースで増収増益となりました。特に、最も重視している親会社の所有者に帰属する純利益は同45%増となり、2025年度に最高益を目指す中期経営計画の目標達成に向けて、順調に進捗しています。
事業別の状況を見てみますと、2021年春の通信料値下げの影響を受けたコンシューマ事業が増益に転じました。これは、主として、減価償却費の減少に加えて、好調なモバイル契約数の増加と一契約当たり月間平均収入の減少幅の縮小により、モバイル収入が増収に転換したことによるものです。また、企業のデジタル化需要をとらえたエンタープライズ事業と、事業の選択と集中やコスト最適化を進めたメディア・EC事業は、共に2桁の増益を実現しました。ファイナンス事業では、PayPay㈱の連結EBITDA(償却前営業利益)が通期で初めて黒字となりました。
これらの結果、予定どおり普通株式1株当たり43円の期末配当(年間86円)を実施いたします。
中長期的な成長に向けた取り組みも着実に進展しています。今後市場の急速な拡大が見込まれる生成AI(注1)の領域において、マーケットリーダーのポジションを確立するため、基盤技術である日本語特化の大規模言語モデルの構築を進めています。2024年5月には、その構築に必要となるAI計算基盤(注2)の拡張のため、さらに約1,100億円(注3)の成長投資を行うことを発表しました。また、生成AIの自社開発や高まるAI関連の利用ニーズに応えるため、北海道苫小牧市においてAIデータセンターの構築に着手しました。当社は、長期ビジョン(2023年5月発表)で掲げた通り、「デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラ」を実現し、さらなる企業価値の向上に努めていきます。
当社は、中長期的な成長と高水準の株主還元の両立を目指しており、2024年度の普通株式1株当たり配当金についても86円(年間)(注4)を予定しています。また、投資家の皆さまがより投資しやすい環境を整えるための株式分割(1対10)の実施(注5)と、グループ経済圏の拡大などを目的とした株主優待(PayPayポイント1,000円分を進呈)(注6)を実施する方針を発表しました。
株主の皆さまにおかれましては、なお⼀層のご⽀援の程よろしくお願い申し上げます。
2024年5⽉29⽇
日時
2024年6月20日(木曜日)
午前10時(受付開始 午前9時)
場所
株主総会にご出席いただく場合
2024年6月20日(木曜日)
午前10時(受付開始 午前9時)
書面による事前の議決権行使
議決権行使書用紙に各議案に関する賛否をご表示のうえご返送ください。
2024年6月19日(水曜日)
午後5時45分到着分まで
インターネットによる事前の議決権行使
当社指定の議決権行使ウェブサイトにて各議案に対する賛否をご入力ください。
2024年6月19日(水曜日)
午後5時45分まで