報告セグメント別の状況(注)

持株会社投資事業

主な事業内容

▶ソフトバンクグループ㈱およびその子会社による投資事業

2020年度のセグメント利益は7,609億円となりました。Tモバイル株式売却関連利益4,218億円、引き続き保有するTモバイル株式に係る未実現評価益2,196億円、条件付対価の公正価値上昇に伴うデリバティブ関連利益2,644億円をそれぞれ計上しました。一方で、主に上場株式等への投資に係る投資損失2,329億円を計上しました。


SVF1等SBIAの運営するファンド事業

主な事業内容

▶SVF1およびSVF2による投資事業

2020年度のセグメント利益は4兆268億円となりました。SVF1が投資の売却による実現益(純額)4,242億円を計上したほか、Coupang, Inc.やDoorDash, Inc.などの上場投資先で合計4兆2,851億円の未実現評価益を、未上場投資先で1兆2,380億円の未実現評価益(純額)をそれぞれ計上しました。また、SVF2が上場投資先の好調な株価推移などを反映し、未実現評価益(純額)4,903億円を計上しました。

(注)

連結業績全体に占める投資活動の重要性が一層高まったことを踏まえて、2020年度から「持株会社投資事業」を新たに設けました。また、ブライトスターの非継続事業への分類に伴い、2020年度から「ブライトスター事業」を報告セグメントから除きました。

ソフトバンク事業

主な事業内容

▶日本国内での移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、ブロードバンドなど固定通信サービスの提供
▶インターネット広告やイーコマースサービスの提供

2020年度の売上高は前年度から7.0%増の5兆2,044億円、セグメント利益は同4.0%増の8,479億円となりました。これは主にZホールディングス㈱やソフトバンク㈱の法人向け事業が好調に推移したことによるものです。2021年3月1日付でZホールディングス㈱とLINE㈱の経営統合が完了しました。


アーム事業

主な事業内容

▶マイクロプロセッサーのIPおよび関連テクノロジーのデザイン
▶ソフトウエアツールの販売、ソフトウエアサービスの提供

主に5G用スマートフォンやネットワーク機器向けチップ出荷の大幅増などにより、2020年度の売上高は前年度から6.5%増加しました。セグメント損益は、アーム全株式のNVIDIAへの売却契約締結に伴う株式報酬費用増加により、339億円の損失となりました。

その他

主な事業内容

▶スマートフォン決済事業
▶オルタナティブ投資の資産運用事業
▶ソフトバンク・ラテンアメリカ・ファンドにおけるファンド事業
▶福岡ソフトバンクホークス関連事業

ラテンアメリカにおけるファンド事業およびフォートレスが、いずれも投資先の公正価値上昇により、それぞれ1,889億円、571億円の税引前利益を計上しました。一方で、スマートフォン決済サービスを手掛けるPayPay㈱がユーザー獲得と利用促進を目的としたキャンペーンに取り組んだ結果727億円の税引前損失を計上しました。

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2021/06/23 13:00:00 +0900
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