報告セグメント別の状況

持株会社投資事業

主な事業内容

▶ソフトバンクグループ㈱およびその子会社による投資事業

2022年度のセグメント利益は3兆3,498億円となりました。アリババ株式先渡売買契約決済益や関連会社から除外時に保有していたアリババ株式の再評価益を含めたアリババ株式関連で合計4兆3,403億円の利益(注)を計上した一方、資産運用子会社からの上場株式等への投資で1,461億円の投資損失を計上したほか、円安の影響を受けて7,721億円の為替差損を計上したことによるものです。

(注)

投資損益(アリババ株式先渡売買契約決済関連利益、投資の実現損失、投資の未実現評価損失)、持分法による投資損益、デリバティブ関連損益(投資損益を除く)および持分変動損益(純額)の合計から関連する財務費用を差し引いたセグメント利益への影響額


ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業

主な事業内容

▶SVF1、SVF2およびLatAmファンドによる投資事業

2022年度のセグメント損失は4兆3,083億円となりました。Uber Technologies, Inc.などの投資先の売却により投資の実現益(純額)を計上したものの、WeWork Inc.、AutoStore Holdings Ltd.、SenseTime Group, Inc.などの公開投資先の株価下落、未公開投資先の業績の低迷や公開類似企業の株価下落などを反映した結果、2022年度末に保有する投資について約5兆円の未実現評価損失(純額)を計上し、投資損失が5兆2,795億円に上ったことによるものです。なお、セグメント損益の算出に当たっては、このうち1兆1,279億円が外部投資家に帰属する損失として控除されています。


ソフトバンク事業

主な事業内容

▶日本国内でのモバイルサービスの提供、携帯端末の販売、ブロードバンドサービスやソリューションサービスの提供
▶インターネット広告やイーコマースサービス、決済サービスの提供

2022年度の売上高は前年度比3.9%増の5兆9,565億円となったものの、セグメント利益は同30.2%減の5,928億円となりました。企業のデジタル化の進展に伴い法人事業は増益となった一方、主にモバイルサービスの通信料値下げの影響でコンシューマ事業が大幅な減益となったことによるものです。

アーム事業

主な事業内容

▶マイクロプロセッサーのIPおよび関連テクノロジーのデザイン
▶ソフトウエアツールの販売および関連サービスの提供

2022年度の売上高は前年度比27.2%増の3,817億円、セグメント利益は同18.1%増の487億円となりました。増収はインフラ分野におけるシェアの拡大、IoT端末および車載製品への搭載チップ数の増加によるものです。セグメント利益は、主に株式報酬費用や株式公開準備に関連する専門家報酬の増加により米ドルベースでは前年度比で横ばいでしたが、円安影響により円ベースでは増益となりました。

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2023/06/21 13:00:00 +0900
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