第43回定時株主総会招集ご通知

株主の皆さまへ

　平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。当社の第43回定時株主総会招集ご通知をお届けいたします。
　2022年度は、地政学リスクの高まりや金融システム不安の発生など想定外の混乱が続き、不安定な市場動向に見舞われました。こうした中、当社は金融市場のいかなる動向にも対応できるよう、保有資産の継続的な資金化と投資の縮小による「守り」の姿勢を徹底し、盤石な財務基盤を構築しました。
　業績については、連結純損失（注1）が9,701億円となりました。世界的な株価下落傾向を背景にソフトバンク・ビジョン・ファンド事業において５兆3,223億円の投資損失（うち、１兆1,279億円は外部投資家に帰属する損失）を計上した一方、保有するアリババ株式の資金化に伴い４兆3,403億円の投資益を計上しました。また、アーム事業は、半導体市場全体がマイナス成長に転じた中でも売上高（米ドルベース）が過去最高を記録するなど、堅調に進展しました。なお、アームは、新規株式公開に向けた準備を進めています（注2）。
　2023年度は、地政学リスクなどに起因するダウンサイドは引き続き予断を許さないものの、足元では革新的な情報技術が急激に進化しています。財務の安全性を維持しつつ、情報革命を牽引する投資は実行し、「守り」と「攻め」を両立させていきます。
　ソフトバンクグループは、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、NAV（注3）のさらなる向上に取り組んでまいります。株主の皆さまにおかれましては、ご理解とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2023年５月29日

1. 親会社の所有者に帰属する純損失
2. アームは、米国証券取引委員会に対して、同社の普通株式を対象とした米国預託株式（ADS）の新規公開計画に関するForm F-1の登録届出書ドラフトを非公開で提出したことを2023年４月に公表しました。
3. Net Asset Value、保有株式価値－調整後純有利子負債で算出。