第43回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 9984
ソフトバンクグループ株式会社 2022年度において、当社グループの有利子負債(注)は1兆9,792億円減少しました。
ソフトバンクグループ㈱においては、金融機関からの借入金の返済および外貨建普通社債の買入れを主因として有利子負債が1兆1,343億円減少しました。また、保有資産の資金化を目的として設立した100%子会社における有利子負債は、アリババ株式を活用した資金調達により株式先渡契約金融負債が7,663億円減少(新規調達と一部現物決済実施のネット金額)、アリババ株式を活用した借入金およびT-Mobile US, Inc.株式を活用した借入金の期限前返済により借入金が9,831億円減少しました。これらに為替の影響による増加等を加味した結果、当該100%子会社の有利子負債は1兆646億円減少しました。その他の連結子会社においてはソフトバンク・ビジョン・ファンド1、PayPayカード㈱等において有利子負債が増加した一方、SB Energy Global Holdings Limitedの傘下子会社の連結除外の影響等により有利子負債が減少しました。
主な取引の概要は、次のとおりです。
2022年度において、当社グループによる金融機関等からの借入金は1兆3,810億円減少しました。当社グループにおける借入残高の主な変動は次のとおりです。
(注)
銀行業の預金およびリース負債は有利子負債に含まれません。
ソフトバンクグループ㈱は、2021年度に組成したコミットメントライン契約にもとづく借入金45億米ドルを2022年4月に全額返済しました。その後、コミットメントライン契約の満期終了に伴い、新たに2022年9月に限度額356億円の円貨トランシェおよび限度額46億米ドルの外貨トランシェをもつコミットメントライン契約を銀行団と締結しました。なお、2022年度末におけるコミットメントラインの借入残高はありません。
スカイウォークファイナンス合同会社は、アリババ株式を活用した60億米ドルの借入を2022年8月に全額期限前返済しました。また、Delaware Project 6 L.L.C.は、T-Mobile US, Inc.株式を活用して借り入れていた20.6億米ドルの一部を2022年4月に、残額を同年8月に期限前返済しました。Kronos I (UK) Limitedは、2022年6月にアーム株式を活用した借入金を80億米ドルから85億米ドルに増額しました。当該借入金はドル高円安の影響もあり1,651億円増加しました。
ソフトバンク・ビジョン・ファンド1は、保有株式を活用した借入枠を変更し、かかる借入枠にもとづく借入を実施しました。
PayPayカード㈱は、保有カード債権の流動化により短期の資金調達を実施しました。
2022年度において、当社グループの社債は808億円減少しました。ソフトバンクグループ㈱において1,652億円減少した一方、ソフトバンク㈱において1,094億円増加しました。
当社グループにおける主な社債の発行および償還は、次のとおりです。
(円建普通社債)
2022年度は、借換えを目的として額面総額3,850億円の円建普通社債を発行し、額面総額3,370億円の円建普通社債を満期償還しました。これにより、円建普通社債の額面残高は480億円増加しました。
(外貨建普通社債)
2022年度は、額面総額513百万米ドルおよび187百万ユーロの外貨建普通社債を満期償還しました。加えて、額面総額789百万米ドルおよび額面総額1,251百万ユーロの外貨建普通社債の買入れを実施しました。これらに加えて為替変動の影響により、外貨建普通社債の額面残高は円換算で2,287億円減少しました。
以上により、ソフトバンクグループ㈱の社債の額面残高は総額1,807億円減少しました。
ソフトバンク㈱は2023年3月に額面総額1,200億円の円建普通社債を発行し、同月に額面総額100億円の円建普通社債を償還しました。そのほか、Zホールディングス㈱が2022年9月に額面総額600億円の円建普通社債を発行し、2022年7月に額面総額600億円、2022年12月に額面総額250億円の円建普通社債を償還しました。