トップが語る2025年のありたい姿

「食を通じて社会問題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業になる」ために

2025年の環境予測から、自ずと導き出したあるべき姿であり、カゴメの総力を挙げて取り組んでいる大きな目標です。自然の恵みを活かした商品を提供するカゴメの企業としてのDNAがその背景に深く根付いていると感じています。3ヵ年中期経営計画を着実に積み重ね、完遂させながら実現をめざしてまいります。
代表取締役社長
寺田直行(てらだ なおゆき)
1955年2月5日生まれ

長期ビジョン「トマトの会社から、野菜の会社になる」を推進して「ニッポンの野菜不足をゼロにする」

この長期ビジョンを具現化する取り組みは、大きく分けて5つです。 ① 新しい需要を獲得した野菜生活100スムージーおよびGREENSや、機能性表示食品、素材にこだわった通販飲料を強化する。 ② 生鮮野菜市場における洗浄済みベビーリーフの販売を拡大、首都圏市場向けに新たな生産拠点を開設する。 ③ 調味料と業務用冷凍野菜を組み合わせた「野菜のおかず(惣菜)」の提案を強化し、家庭内食はもちろん、中食・外食にも、積極的なメニュー提案を展開する。 ④ 野菜の旨み=野菜だしを活用したスープの開発。 ⑤ 社内管理栄養士を活用した食改善提案セミナーなど、商品(モノ) だけでなく、サービス(コト)の新規事業を推進する。
これらの取り組みで幅広い野菜摂取方法を提案し、「ニッポンの野菜不足をゼロにする」ことをめざします。

環境変化をいち早く察知し、チャンスとリスクに素早く対応できる強い企業体質づくりを進めています

カゴメは環境変化には脆い部分があると感じています。ニーズが顕在化する前に気づく…そのためには10年後の環境予測がとても大事です。徹底した環境分析を行い、得られた課題を中期経営計画に落とし込みました。これらの課題を放置せず着実にクリアしていくことが、強い企業体質づくりにつながると考えています。感度を磨いていれば、どの部門の社員でも変化の兆しに気づく場面が必ずあります。それを全社が共有できる仕組みを強化しています。また、カゴメだけでは解決しにくい課題に対しては、地方自治体や他企業との連携を活性化させ、新しいビジネスチャンスを広げています。

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