75期(2018年度)を振り返って


売上高は、海外子会社の売却等により、前期から減収となりました。営業利益、当期純利益につきましては、国内加工食品事業の原価低減など収益構造改革の推進により過去最高となりました。

達成できたこと

国内加工食品事業の収益構造改革により、連結営業利益率5%台で安定して利益を出せる体質に改善することができましたが、株主さまはじめ、ステークホルダーの皆さまのご期待やブランド価値から見れば、これは最低水準です。将来への投資、ステークホルダーの皆さまへの還元、「共助」に向けた原資の確保などに対応するため、もっと高い収益力を身につけるべく、日々努力を重ねてまいります。

課題として残ったこと

課題の遂行力とスピードがまだまだ不十分です。一人のスーパーエリートに頼るのではなく、①チームで連携する、②一人ひとりが深く考える、③目標達成への強い執念、この3点を心がけ、役割と納期を明確にし、カゴメ全体で課題を乗り越える仕事の進め方を企業体質として定着させます。持続的に成長を続けるためには、社会環境予測に基づき変化を先取りすることが大切であり、これをイノベーションにつなげてまいります。

「収益構造改革」の進捗

国内加工食品事業は、原価低減の成果が表れた一方で、在庫の滞留、廃棄費用等の削減は未だ改善しておらず、継続して取り組みます。国内農事業は生鮮トマトの市況低迷が続く中でも利益を確保できる体質改善が急務です。また、国際事業はグローバルにフードサービスを展開する企業との取り組みは進みましたが、海外子会社のさらなる収益力強化が課題です。


「働き方の改革」の進捗

「働き方の改革」は「生き方改革」であるというメッセージを繰り返し発信したことで、従業員の意識改革は浸透しつつあります。「働きやすい会社」になりつつあり、次は、「働きがいのある会社」の実現をめざしています。

また、ダイバーシティ推進の重要性への理解も進み、さまざまな職場で女性の活躍が目立つようになりました。17-18年度新卒採用では女性比率50%以上を達成、女性管理職も、徐々に増えてきております。




ニューストピックス2018

2018

1

弘前大学医学研究科に共同研究講座「野菜生命科学講座」を開設。

2

・個人株主様向け決算説明会を東京にて開催。

・経済産業省と日本健康会議が、優良な健康経営を実践する企業を認定する『健康経営優良法人~ホワイト500~』に認定される。

3

・経済産業大臣表彰「新・ダイバーシティ経営企業100選」受賞。

・神奈川県との連携と協力に関する包括協定を締結。

4

日清食品ホールディングス株式会社と香港・マカオにおける野菜飲料販売事業の合弁会社設立に関する契約を締結。

5

宮城県との包括連携協定を締結。

6

東京、大阪、名古屋、広島で個人株主の皆さまとの「社長と語る会」を実施。

7

放課後 NPO アフタースクールと共同で、連携子育てプロジェクト『おいしい!野菜チャレンジ』始動。

8

秋田県との連携協定を締結。

9

「カゴメ健康サポートプログラム」が「神奈川 ME-BYOリビングラボ」の実証事業に採択。

10

創業120周年記念グループ総勢2,400名の従業員が踊る!オリジナルダンスムービー『進めカゴメ』を公開。

進めカゴメ

11

『野菜を好きになる保育園ベジ・キッズ』開設を発表。

12

機能性表示食品の生鮮トマト「GABAセレクト」首都圏限定発売。

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2019/03/27 12:00:00 +0900
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