第80回定時株主総会 招集ご通知 証券コード : 2811

ボードメンバーが語る

第3次中期経営計画の進捗について

第3次中期経営計画は3年目となりました。2023年は原価上昇を跳ね返すため、販売・生産の両面で全社一丸となって対策を取ったことにより、利益改善に一定の効果が得られました。2024年はこの流れを加速させ、今中計の目標達成と、食を通じた社会課題の解決による持続的な成長の実現に向け取り組んでまいります。


野菜摂取推進につながる商品、機会を創出し国内加工食品事業の利益獲得力を強化

カゴメブランドはお客さまから高い評価をいただいています。品質に対する安全と安心、おいしさへのこだわりだけでなく、食育や健康への提案といった一貫した企業活動にもご支持をいただいていると認識していますが、その企業活動を支えているのは安定した収益構造です。既存顧客を維持しつつ絶え間なく需要を創造するための商品開発、マーケティング戦略、営業の連携を強化し、リソースを戦略的に投資していくことで、国内加工食品事業の利益獲得力を高めてまいります。とりわけ、生活者の野菜摂取推進につながる商品や価値、接点の開発に重点的に取り組みます。これからも、農と健康と暮らしをつなぐ商品やサービスを提供するユニークな企業として、社会へ、お客さまへ、価値をお届けしてまいります。

特別な思いのある商品とその理由

主に業務用として販売されている「野菜だし調味料」です。マーケティングに携わっていた時代にコンセプト作りから開発に関わり、野菜が持つうまみ成分を研究チームの協力を得て分析するなど苦労した分、思い入れがあります。


調達先や従業員にも魅力ある企業となることでお客さまに選ばれ続ける商品を安定してお届けします

異常気象や国際紛争などが続く中での原料調達は困難を伴いますが、産地の分散や契約方法の変更により海外でのトマト原料の調達力は向上しました。一方、国内では人手不足がサプライチェーン全体の課題となっています。お客さまに選ばれる企業であり続けるためには、生産者をはじめとした調達先や企業活動を担う従業員にとっても魅力を感じられる、求心力のある企業となることが重要です。この実現により、安全・安心な品質でおいしい商品を安定的にお届けしてまいります。

特別な思いのある商品とその理由

「野菜生活100 ベリーサラダ」です。当社で初めて紫にんじんを使用した飲料で、何度も原料の試作を重ねて商品化にこぎつけ、発売後に人気商品となったので思い出深いです。


国内では野菜摂取量の向上に向けた働きかけを、海外では農業への取り組みを深めて事業成長を図ります

カゴメは事業活動を通じて、人と地球のより良い未来に貢献したいと考えています。第3次中期経営計画の後半はその実現に向けて、国内では商品・情報・体験など、生活者の皆さまとの多様な接点を通じた野菜摂取量向上への働きかけを続け、健康寿命の延伸への貢献と事業成長を目指します。また、海外では農業への取り組みを深めてサステナブルで強固な事業基盤を作るとともに、世界各地でトマト事業を展開するネットワークを活用し、さらなる事業成長につなげてまいります。

特別な思いのある商品とその理由

「カゴメ野菜ジュース」です。大学時代一人暮らしの食生活を心配し、両親が送ってくれたことがきっかけで頻繁に飲むように。カゴメを就職先に選ぶ決め手となった商品です。

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2024/03/26 12:00:00 +0900
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