
代表取締役社長 CEO
辻永 順太
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
オムロンは、創業以来、事業を通じて社会の発展に貢献することを使命としてきました。その求心力の原点であり、発展の原動力となってきたのが、創業者 立石 一真が定めた社憲「われわれの働きで われわれの生活を向上しよりよい社会をつくりましょう」です。私たちはこの精神を受け継ぎ、事業を通じた社会的課題の解決にいち早く挑戦することで社会の発展に貢献してきました。
現在は、2030年にかけて変化する社会を見据え、「カーボンニュートラルの実現」「デジタル化社会の実現」「健康寿命の延伸」という3つの社会的課題の解決に取り組んでいます。この実現に向けて、2025年度は「稼ぐ力」の回復に向けて進めてきた構造改革の成果を結実させた年でした。経営と社員が一丸となり、お客様から選ばれる強い製品やサービスを届けることに最優先で取り組んだ結果、増収増益を実現しました。
そして今春、これまでの成果を礎に、次の5年間の成長の道筋を示した中期ロードマップ「SF 2nd Stage」を始動しました。私たちは、独自のソリューション“GEMBA DX”で新たな価値創出を目指します。
“GEMBA DX”とは、オムロンの製品から得られる高品質な現場データと、他のさまざまな情報を組み合わせることで、製品単体では解決できないお客様のお困りごとや要望に応えるソリューションです。例えば、オムロンの血圧計や心電計から得られるデータと、提携先が持つ健康診断データを突合することで、病気のリスクを事前に把握できる仕組みの実現に挑戦しています。このソリューションが実現すると、個人に最適な予防医療の提供や、医療費の削減に貢献することができます。
SF 2nd Stageでは、こうしたソリューションを生み出す基盤となる製品の強化に取り組みます。工場の機器や家庭用蓄電池といった製品を、多くのお客様に便利に使われる形へと進化させ、そこから得られるデータを活用することで、製造現場の人手不足や、高まる電力需要といった、さまざまな課題解決に取り組んでまいります。
2026年度はその初年度として、“GEMBA DX”を牽引する13事業への集中投資と、ポートフォリオの再構築で実行力を高め、昨年度に続く増収増益を目指します。引き続き、皆さまのご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申しあげます。
中期ロードマップ「SF 2nd Stage」の詳細は、当社ウェブサイトよりご覧ください。
https://www.omron.com/jp/ja/vision/sf2ndstage/