提案の理由および当該改定を相当とする理由ならびに改定内容等
当社の取締役(社外取締役を除く。以下、同じ。)の報酬は、「基本報酬」、「短期業績連動報酬(賞与)」および「中長期業績連動報酬(株式報酬)」により構成されています。
このうち「短期業績連動報酬(賞与)」については、2018年6月19日開催の第81期定時株主総会において、「1. 上限金額」(年額6億円(総額))および「2. 金額算定の基準」についてご承認をいただき、現在に至っており、第82期以降の「短期業績連動報酬(賞与)」は、ご承認いただいた上限および基準に基づき報酬諮問委員会の審議・答申のうえ取締役会にて決議しております。
本議案は、上記のとおりご承認をいただいた「2. 金額算定の基準」について、取締役の単年度の業績や目標達成の動機づけを更に高めるために、業績との連動性をより強化することができるようにするとともに、外部環境に対し柔軟に対応するために、第89期以降は以下の通り変更することといたしたく、ご承認をお願いするものです。なお、前記「1. 上限金額」につきましては変更ありません。
金額算定基準の決定方法
短期業績連動報酬(賞与)の金額算定基準については、年度計画に基づく目標値の設定や報酬算定式を含め、毎期、報酬諮問委員会において審議・答申のうえ、取締役会にて決議いたします。
当社は、報酬構成および報酬構成比率、基本報酬の水準ならびに業績連動報酬の業績指標および評価方法は、報酬諮問委員会の審議、答申を踏まえ決定することを「取締役報酬の方針」に示しており、本提案は当該方針に沿うものであることから、相当であると考えています。
なお、当社は、「招集ご通知(当社ウェブサイト等にて電子提供措置)」B-26ページからB-28ページに記載の当社の「取締役報酬の方針」および「取締役報酬制度の概要」を開示しており、本議案についてご承認いただいた後も「短期業績連動報酬(賞与)」については、評価指標および評価ウェイトを開示することでその全額が定量的な業績指標に連動することを示します。また、報酬諮問委員会の体制や報酬決定の手続きの開示等を通じて、報酬額決定の客観性について担保しております。
なお、本議案については、社外取締役を委員長とし、委員の過半数を社外取締役で構成する報酬諮問委員会における審議を経ております。
本議案の対象となる当社の取締役の員数は、第3号議案「取締役8名選任の件」が原案通り承認可決されますと5名となります。
【ご参考】
<取締役報酬体系図>
※上記の図は、各報酬の割合を示すものではありません。
【ご参考】
本議案が原案通り承認可決された場合に予定されている次期(第89期)の短期業績連動報酬(賞与)の金額算定基準は、以下の通りです。
支給額は、年間計画に基づき設定した営業利益、当期純利益およびROICの目標値に対する達成度等に応じ、変動します。ただし、2018年6月19日開催の第81期定時株主総会において承認いただいた年額6億円(総額)を上限とします。