第89回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 7921

事業の経過およびその成果

 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の継続や堅調な企業業績等を背景に、雇用・所得環境の改善など景気は緩やかな回復が続きましたが、中東紛争など地政学リスクの影響や、米国の政策動向、原材料・エネルギー価格の高止まり、物価上昇など、依然として不透明な状況が続いております。
 こうした状況のもと、当社グループのディスクロージャー関連事業に関係が深い国内株式市場においては、国内景気の本格的な回復および業績好調な半導体関連株への期待等を背景に6月下旬に日経平均株価は40,000円台を回復し、以降、堅調に推移し、5月には中東情勢の緊迫緩和への期待とAI・半導体関連株の好調等の影響から史上初の66,000円を突破するなど、高水準で推移しました。
 このような事業環境において、多様化・高度化する情報開示に対するシステムへのAIを活用した技術革新等を含めた対応要請、オンライン化、事業体のグローバル化への動きは今後も一層進展していくものと考えております。

 ディスクロージャー関連事業では、企業価値の拡大を目指すお客様のニーズにお応えするべく、決算開示実務の一層の利便性向上を推進する統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo(ウィズラボ)」の導入社数の増加に注力するとともに、「ネットで招集」や「WizLabo SR.QA」、株主総会の動画配信(ライブ・オンデマンド)など株主総会プロセスの電子化への対応等、各種製品・サービスへのAIを活用した先進的テクノロジーの組み入れ対応にも引き続き取り組んでまいりました。また、資本コストを意識した経営の実現に向け積極性を増すステークホルダーとの対話、海外投資家に向けた英文での会社情報の開示への一層の取り組みに際して必要となるIR支援・翻訳サービスのほかにも、サステナビリティ情報を含む非財務情報開示の充実化への需要に対応した統合報告書の作成支援や環境関連のコンサルティング等、各サービスにおける提案力・制作体制・品質の強化を進めてまいりました。このほか、日常の定形的な業務等においてはRPAによる自動化、効率化をより一層推進し、年間合計で5万時間超をRPAによる業務代行に移行することができました。

 通訳・翻訳事業では、通訳事業においては、日本での国際会議、大型イベントが寄与したほか、オンラインでの社内会議が安定的に推移したことにより、オンサイトでの会議、オンラインとの組み合わせによるハイブリッド型会議など、様々な形式で顧客数が増加しております。翻訳事業においては、引き続き受注件数が増加しており、業務体制の強化に努めるとともに、通訳・翻訳業界におけるAIの影響のリサーチを行い、変化する顧客ニーズに対応するAI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz(サイマルウィズ)」や「AI通訳」の販売に注力してまいりました。

 その結果、当連結会計年度の売上高は31,154百万円(前連結会計年度比1,476百万円増、同5.0%増)となりました。利益面については、営業利益は4,420百万円(同371百万円増、同9.2%増)、経常利益は4,584百万円(同345百万円増、同8.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に固定資産売却益を計上したこと等により、3,382百万円(同693百万円減、同17.0%減)となりました。


セグメント別の状況

 セグメント別(ディスクロージャー関連事業、通訳・翻訳事業)の売上高の状況は、次のとおりであります。
 なお、セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を相殺消去して記載しております。

ディスクロージャー関連事業

売上高22,851百万円(前連結会計年度比5.0%増)

 当セグメントにおきましては、株主総会招集通知や統合報告書の売上が増加したことに加え、新たに株式会社ジェイ・トラストを連結子会社化したことにより、売上高は22,851百万円(同1,090百万円増、同5.0%増)、セグメント利益は3,786百万円(同424百万円増、同12.6%増)となりました。

 「ディスクロージャー関連事業」を4つの製品区分別にご説明いたしますと、次のとおりであります。

金融商品取引法関連製品
 売上高9,586百万円(前連結会計年度比9.8%増)

 資産運用会社等による金融商品に係るディスクロージャーのサービス提供を行う株式会社ジェイ・トラストを連結したことにより、売上高は9,586百万円(同858百万円増、同9.8%増)となりました。

主な製品 有価証券報告書、決算短信、有価証券届出書、目論見書、上場申請のための関係書類、WizLabo、他


会社法関連製品
 売上高6,822百万円(前連結会計年度比4.9%増)

 株主総会招集通知の売上が増加したことにより、売上高は6,822百万円(同316百万円増、同4.9%増)となりました。

主な製品 株主総会招集通知、決議通知、配当金関係書類、他


IR関連製品
 売上高4,857百万円(前連結会計年度比1.0%減)

 統合報告書の売上が増加したものの、事業報告書等の売上が減少したことにより、売上高は4,857百万円(同49百万円減、同1.0%減)となりました。

主な製品 株主通信(事業報告書)、ディスクロージャー誌、アニュアルレポート、CSR報告書、統合報告書、会社案内、他


その他製品
 売上高1,585百万円(前連結会計年度比2.2%減)

 企業の開示プロセス支援に係るシステム関連の売上が減少したことにより、売上高は1,585百万円(同35百万円減、同2.2%減)となりました。

主な製品 株主優待、法定公告、一般印刷物、他


通訳・翻訳事業

売上高8,303百万円(前連結会計年度比4.9%増)

 当セグメントにおきましては、売上高は8,303百万円(同385百万円増、同4.9%増)となりました。
 通訳事業においては、継続した営業活動の積極展開、顧客からの支持により、高いリピート率を確保しております。また、新規開拓により全体の取引社数が拡大するなか、とりわけ大型案件の受注数が前連結会計年度比で伸長しております。AI通訳サービス関連につきましても年度目標を超える売上を達成しております。通訳事業全体での売上高は、対前連結会計年度比を上回る結果となりました。
 翻訳事業においては、売上高は前連結会計年度を下回ったものの、AI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」による受注積み上げ、エンターテインメント分野への進出、多言語対応の拡充等、現環境下でのニーズに応える取り組みを推進しております。
 また、利益面では、外注費は増加したものの、それを上回る売上高の増加と業務効率化による販管費の抑制により、セグメント利益は468百万円(同80百万円増、同20.6%増)となりました。

前の項目へ次の項目へ
2026/08/28 11:00:00 +0900
外部サイトへ移動します 移動

カメラをかざして
QRコードを
読み取ってください

{{ error }}