事業と企業活動を通じた社会貢献事例

事業を通じた社会貢献

 労働力不足や自然災害などの社会課題に対し「グリッドスカイウェイ有限責任事業組合」を通じたドローンの利活用 

 労働力不足や自然災害対策をはじめとする様々な社会課題への取り組みの中で、ドローンの活用拡大に対する期待も更に高まっています。
 ドローンによる設備点検高度化や新たな事業の創出を目的として、東京電力パワーグリッド株式会社、当社及び株式会社日立製作所は、2020年3月に「グリッドスカイウェイ有限責任事業組合(以下グリッドスカイウェイ)」を設立し、更に2020年6月、中国電力ネットワーク株式会社が新たな組合員として参画しました。

 広島県と茨城県でドローン目視外飛行の実証実験を実施 

 グリッドスカイウェイでは、2020年11月と2021年3月に、広島県と茨城県において実証試験を実施し、山間部におけるドローンの安全な飛行と、送電線の巡視点検を中心としたインフラ設備点検への適用性を検証しました。
 広島県での実証における飛行は、政府の「空の産業革命に向けたロードマップ」に定められた飛行レベル3(無人地帯:第三者が立ち入る可能性の低い場所)にあたり、地表150m以上の空域を含むものとしては国内初となります。
 また、遠隔監視・制御(広島・茨城~東京間)による空域・機体管理等の実効性が確認できました。

 物流や農林水産業など今後ドローンの利活用が期待される様々な事業者と、ユースケース実証を通して新たなビジネスモデルの検証をめざします。また、インフラ維持管理や災害対策(レジリエンス強化)へのドローン利活用に向け、技術面・制度面双方からドローンの目視外飛行を支援する「航路プラットフォーム」に求められる要件の整理・検討を行います。
 今後もグリッドスカイウェイは、様々な社会課題に対し、多くの事業者のドローンが、安全かつ容易に利用できる空のインフラ「航路プラットフォーム」の構築・提供をめざします。

企業活動を通じた社会貢献

 気候変動問題への対応 

 当社は2050年の社会のカーボンニュートラルに向け、「グリーンイノベーション」を通じ、自らの企業活動や事業が環境負荷へ与える影響に対して責任をもつことのみならず、お客様や社会のグリーン化へ貢献をしていきます。
Green Innovation by IT:当社のデジタル技術の活用、お客様との共創を通じた、お客様や社会のカーボンニュートラルの実現や気候変動対応力強化(レジリエンス向上)へ貢献
Green Innovation of IT:大規模ミッションクリティカル業務やデジタル技術を活用した新たな仕組みづくり等含め、サプライヤーからお客様までのITのライフサイクルを通じたカーボンニュートラルへの取り組み
 2020年11月に全社横断で気候変動アクション推進委員会を設置し、グリーンビジネス、グリーン電力、グリーン購買、働き方改革の分科会による「グリーンイノベーション」を推進しています。
 2021年3月30日に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言について賛同を表明しました。気候変動に向けたより一層の積極的な取り組みや情報開示も進めます。

 パリ協定に準拠した企業の温室効果ガス排出量削減目標(SBT) 
 当社グループとしての2030年に向けた温室効果ガス排出量削減目標を策定し、SBT(Science Based Targets)イニシアチブより認定を取得しました。

■ 高い外部評価(2021年3月31日現在)
 当社グループのESGに対する取り組みは、国内外の調査機関から高い評価を得ており、複数のインデックスの構成銘柄に選定されています。


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2021/06/17 12:00:00 +0900
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