当社は、2022年5月に、2022年度から始まる3か年の経営の指針として『中期経営戦略2024 MC Shared Value(共創価値)の創出』を策定・公表しました。成長戦略として「EX(Energy Transformation)」「DX(Digital Transformation)」及び「未来創造(新産業創出/地域創生)」を3本柱として掲げるとともに、循環型成長モデルの実行を通じて事業ポートフォリオの変革・強靭化を進めることとしています。
当社の持つ多様性、総合力、社会・産業とのつながりを活かし、脱炭素・地域創生等の環境・社会課題の解決を通じて、MC Shared Value(共創価値)を継続的に生み出すことを目指していきます。
『中期経営戦略2024』の詳細については、当社ウェブサイトをご覧ください。
『中期経営戦略2024』の成長戦略の主な進捗状況は以下のとおりです。2023年度についても、投資規律を維持し案件を厳選して取り組むことでこれら成長戦略の具体化を加速してまいります。
200件超の候補を精査のうえEX関連案件を絞り込み、蘭国Hollandse Kust West Site VIでの洋上風力発電所の事業権獲得、ペルー共和国ケジャベコ銅鉱山生産開始等を実行しました。今後も「エネルギーの低・脱炭素化」「再生可能エネルギー」「電化を支える金属資源」等の分野を中心に、具体的な案件推進を加速させていきます。
三菱食品(株)の物流センターにおける食品流通DXや産業素材DXの実装開始、鉱山事業における自動運転採掘機器の導入等、既存事業のDXによる物流効率化・最適化を推進しました。今後もDX戦略の推進を担う中核子会社の機能拡張等を通じて、DX機能をサービスとして展開するとともに、当社の事業知見を活かした産業横断型DX機能の開発・提供に取り組んでいきます。
富山県入善町でのサーモン陸上養殖事業会社の設立やAI活用型オンデマンドバスの他地域への展開等、新たな事業を通じた地域経済活性化や地域インフラの整備に取り組みました。産学連携による日本の技術を活用した取組等も含め、EX・DX一体推進による地域創生を通じた未来創造に積極的に取り組んでいきます。