76期(2019年度)を振り返って

2019年度連結業績(IFRS・前期比)

達成できたこと

第二次中期経営計画の基本戦略として①収益力強化の継続、②新事業・新領域への挑戦による成長、を掲げました。①収益力強化の継続に関しては、全社をあげて収益構造改革を深化させ、原価低減・広告費の効率化などを進めましたが、飲料事業の不振等により、売上は前期比2%減、事業利益は前期比0.8%減となりました。②新事業・新領域への挑戦に関しては、野菜と健康に関するカゴメの知見を活かした「健康サービス事業」や業務用商品として発売しました野菜のうまみだけで作った「野菜だし」に手ごたえを得ており、さらなる育成をめざしてまいります。

課題として残ったこと

国内加工食品事業は、売上・利益ともに飲料事業に依存する体質を改善し、収益の多様化を進めるために、中食・外食分野の拡大に注力しましたが、収益拡大には至りませんでした。また「収益構造改革」の完遂をめざした国内農事業は、市況の悪化や生産調整の難しさなどにより、黒字化には至りませんでしたが、国際事業においては、細やかなマネジメントを徹底することで利益が改善しました。両事業ともに、一層の収益拡大・原価低減を進めます。「野菜の会社になる」という長期ビジョン達成のための成長戦略を軌道にのせるため、一段のギアアップが必要です。

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2020/03/27 12:00:00 +0900
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