ボードメンバーが語る

野菜の会社になるためのキーワード
できたこと/課題

2020年度は「野菜の会社」になるという長期ビジョンの折り返し地点と位置づけられます。昨年度までの活動を軸に、さらに一歩踏みこみ「本気で野菜の会社になる」ことをステークホルダーの皆さまに広く宣言し、日本人の野菜摂取に関する意識と行動を変革してまいります。

得意な野菜を増やして野菜の会社の実現に向けた基盤を強固に

野菜の会社をめざす取り組みは5 年目を迎えました。ステークホルダーの皆さまからは、その歩みが遅いとお叱りを受けるかもしれません。しかし私たちは、品種の開発や、産地の開拓、そして栽培・加工の技術革新といった点において着実に前進しています。いま得意な野菜を増やしているところです。どうかご安心ください。ブランドへ寄せられた信頼を裏切ることなく、これまでのトマト同様に、「野菜のことならカゴメ」と呼ばれたい。そんな思いを実現するために、新たな課題のひとつひとつを丁寧に解決し、知見と経験を積み上げています。この蓄積こそ、カゴメが実現したい野菜の会社を支える基盤なのです。


健康サービス事業と「カゴメ野菜生活ファーム富士見」の情報発信力を活用

2019年は健康サービス事業の伸びと「カゴメ野菜生活ファーム富士見」のオープンにより、コトによる野菜の会社の実現に向けた取り組みが活発化しました。前者は、当社の管理栄養士による「野菜と健康」に関する有料セミナーの開催依頼が当初の予想を大きく上回りました。自治体や民間企業の野菜不足解消による健康づくりのニーズの高さをテコに、連携による可能性を広げていきます。後者は当初の予想を上回る集客ができ、野菜と触れ合えるカゴメのフラッグシップ施設としての役割を十分に果たしています。さらに今年の「野菜をとろうキャンペーン」との相乗効果で野菜との接点を増やし摂取量向上につなげます。


私たちがお届けするのは「健康」お客さまとの接点を野菜でつなぐ

2019年は野菜飲料の需要促進に注力し、停滞する市場を支えてきました。また、7月には野菜飲料の大型容量製品の価格改定により、限界利益を1%弱改善しました。「工場では野菜飲料やトマト調味料をつくっているが、私たちが売っているのは、健康である」。これは当社の営業パーソンによく話す心構えです。この志をもち「野菜の会社になる」と宣言したことで、ステークホルダーの皆さまの賛同をいただき「野菜不足をゼロに」という活動が受け入れられています。2020年は「野菜をとろうキャンペーン」を展開し、お客さまとの接点をさらに強固に野菜でつないでいきます。


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2020/03/27 12:00:00 +0900
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