第12号議案
定款の一部変更の件(融資における不正行為に対する社外取締役への内部通報制度の設置について)〔株主提案〕

1.議案の要領
 スルガ銀行が行った全ての融資について、過去分も含めて不正行為について内部通報を受け付ける厳格な内部通報制度を設けることを定款に定める。

2.提案の理由
 現在に至るまで、スルガ銀行内に蔓延している不正融資については、社内のパワハラなどにより、不正行為を知りつつもその口外を自重した社員が多く存在した。結果的にスルガ銀行に金額面でも信用の面でも大きな損害を引き起こすこととなった。
 スルガ銀行には一応、内部通報制度が存在するようだが、握り潰しや情報漏洩が横行し、全く機能していない。これを改善するにはより厳格な内部通報制度を設ける必要がある。そのためには窓口を社外取締役、独立した法律事務所もしくは内部通報受付専門会社に委託する、情報源秘密保持の厳格化、会社の誠実対応義務等を定める必要がある。

【当社取締役会の意見】
反対:当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
 当社は従業者数300人を超える事業者として、公益通報体制の整備が義務付けられており、定款に内部通報制度についての規定を設けることは法令上の義務の再確認に過ぎず、不要であると考えます。なお、当社は、現に、公益通報者保護法及び最新の指針に則った内部通報制度を備えており、実際にも相応の数の通報がなされているのであって、その制度が機能していないという事実は、存在しないものと認識しております。具体的には、当社は、通報窓口として外部専門業者による窓口、外部の法律事務所による窓口及び監査等委員(社外取締役を含みます。)による窓口という独立した複数の窓口を設置し、通報者の匿名性も確保しつつ、広く通報を受け付ける体制を整備しております。また、通報がされた場合にはコンプライアンス統括部が、監査等委員(社外取締役を含みます。)及び外部の法律事務所とも適宜連携して、適正かつ厳格に通報対応を行っております。


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2022/06/29 13:00:00 +0900
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