第20期 定時株主総会招集ご通知 証券コード : 8306
1.提案内容
当社普通株式2億株(上限)、3千億円(上限)を2025年7月1日〜2026年3月31日に東京証券取引所で市場買付する。ただし、日経平均株価の午前終値が前日比マイナス2%超をトリガーとし、その当日後場のみ買付を実施する。買付額は上限内で任意。
2.提案理由
機動的な自己株式取得を経営陣はうたっているが実際はそうなっていない。事実、2024年8月の相場急落時はその好機だったが未取得。高値でのバイバックは効率が悪く株主として遺憾。そのため、日々同額程度を市場買付するのではなく、株価指数(投機回避のため当社株式を指標とはしない)下落時のみ買付する。ドルコスト平均法によるバイバックは悪手。日本取引所自主規制法人のガイドライン的にも問題ない。
・三菱UFJFG株価が2000円超でも買付(2025年2~3月)
・倍額の時ではなく半額の時に購入すべき(株は安い時に買うもの)
・王道は安く買う、これに尽きる(投資の基本はバイバックでも同じ)
(会社注)株主から提出された書面に記載された提案内容及び提案理由を原文のまま記載しております。
3.取締役会の意見
本議案に反対いたします。
第1号議案「剰余金処分の件」に記載の通り、自己株式の取得につきましては、資本効率の向上に資する株主還元策として、業績・資本の状況、成長投資の機会及び株価を含めた市場環境を考慮し、機動的に実施する方針としております。また、当社定款第44条では会社法第459条第1項第1号に規定される自己株式の取得については取締役会の決議により定めることができると規定しており、その取得状況については同法の規定に基づき、適時適切に開示を行っております。なお、当社は規律ある資本運営の下、株主還元の一層の充実、充実した自己資本の維持、収益力強化に向けた資本活用を通じ、企業価値の最大化を図って参ります。
提案内容のようにあらかじめ自己株式の取得時期・株価・取引時間等を株主総会において決議してしまうことは当該機動性を損ない、株主共同の利益または企業価値の向上のいずれにも資するものではないと判断しております。