第100回 定時株主総会招集ご通知 証券コード : 9509

第10号議案
定款一部変更の件(7)

▼議案の内容

 以下の章を新設する。
 第15章 再エネ主力化と高効率新火力を二本柱とした脱炭素化促進
 第52条 再生可能エネルギーの主力化を目指す
 第53条 当面は熱効率の高い新型火力への転換を推進

▼提案理由

 再エネ主力化は必要だが,急ぎ過ぎた為に大規模な風車やソーラーによる環境・健康負荷のマイナス面も表れており,住民の声を聞きながら慎重に進める必要がある。それが結果として,脱炭素化を早めるだろう。
 本会社が現時点で注力すべきは,最新技術を導入した熱効率が高い新型火力を進めることであろう。昨年,苫東厚真の石炭コンバインドサイクルについては「技術的信頼性が低く撤退した」と聞いたが,電源開発・磯子火力発電所のように超々臨界圧方式で熱効率45%程度の火力は全国にあり,旧火力より熱効率が数%〜15%上昇している。
 本会社は,石狩湾新港の天然ガスコンバインドサイクル発電所の建設延期を撤回し,更に休止中の伊達,廃止が決定した奈井江,砂川のような旧型の火力発電所を高効率最新型火力へ切変えるべきである。温排水を有効利用すれば尚良い。
 再エネ主力化推進と新型高効率火力推進の2つを柱とした,脱炭素化促進を求める。

○取締役会の意見

 取締役会としては,本議案に反対します。
 再生可能エネルギー電源の導入拡大について,まずは「ほくでんグループ経営ビジョン2030」で掲げた目標である「2030年度までに30万kW以上増」を早期に達成し,その後も積極的な積み増しを図ります。
 また,将来的な安定供給の維持やさらなる再生可能エネルギーの導入には,調整力などを有する火力発電所が引き続き重要な役割を果たします。水素・アンモニア燃焼など火力発電所の脱炭素化に貢献する新技術の開発について検討を進めていくとともに,経年化した効率の低い火力発電所については,安定供給を確保したうえで休廃止を進めていきます。
 石狩湾新港発電所2号機については,第1回長期脱炭素電源オークションで落札し,運転開始時期を2034年度から2030年度に変更しています。
 当社は,「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた取り組みや中長期的な需給見通しなどを踏まえ,電源計画を必要に応じて見直していきます。
 したがいまして,本議案のような内容を定款に定める必要はないと考えます。

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2024/06/26 12:00:00 +0900
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