第14号議案
取締役解任の件〔株主提案12〕

1.議案の要領
 以下の取締役を解任する。
 取締役 堤 智亮

2.提案の理由
 堤智亮氏は2017年4月に審査部長に就任していたにも関わらず、元専務執行役員の麻生治雄氏の強引な融資審査通過の圧力に屈し、審査機能を形骸化させた重大な過失がある。このことは麻生氏の解雇無効訴訟の判決でも指摘されている。このような重大な過失がありながら、責任を取るどころか取締役に昇進している。
 このような者を取締役に選任するということは、当銀行はシェアハウス事件・アパマン不正融資事件を組織として反省しておらず、審査機能を重視していない事を示す何よりの証拠である。組織の一部でさえ管理監督できていない人物は、会社全体を取り締まることには適正を欠き、不適格と言わざるを得ない。よって堤氏を取締役から即刻解任すべきである。

【当社取締役会の意見】
反対:当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
 堤氏は、招集ご通知12頁の「取締役候補者とした理由」にも記載のとおり、リスク・リターンの適正なコントロールとコンプライアンスの徹底を行う体制の構築及び中期経営計画第2フェーズの推進に必要不可欠な人財です。当社はコンプライアンス態勢及び審査態勢の再構築を進めており、業務の一部停止命令解除後の2019年5月以降今日に至るまで不適切な投資用不動産融資は行われておらず、この間に実行された投資用不動産融資のうち長期延滞や実質破綻となっている案件もありません。このように、当社が不正融資事件を組織として反省しておらず、審査機能を重視していないというご批判は全く当を得ておらず、堤氏を解任する理由はないものと考えております。


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2023/06/29 15:00:00 +0900
2023/06/22 17:00:00 +0900
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