第3号議案
スルガ銀行解散の件〔株主提案1〕

1.議案の要領
 スルガ銀行株式会社を解散することとする。解散手続きにおいて当銀行が不正行為を行うことの無いよう、第三者委員会の監視のもと、解散手続きを行う。

2.提案の理由
 当銀行の株価は2018年の不正融資事件後、PBR1倍割れと低迷しており、株主に多大な迷惑をかけている。一方、2021年3月期の1人あたりの役員報酬は2019年3月期と比して倍増しているだけでなく、先陣を切って融資審査資料を改ざんしていた行員を支店長に抜擢する等、まるで反省していないとも思える異常な人事も行っている。当銀行は、コンプライアンス憲章に掲げた「お客さま本位の業務運営」を実現できず、未だに銀行本位の業務運営態勢を続けているため、顧客の信頼を取り戻し、経営を再建させることは不可能である。よって、今すぐスルガ銀行を解散させ、アパマン不正融資債権を放棄したうえで純資産を株主に配分することを提案する。なお、金融庁検査及び日銀考査で検査妨害をした実績のある当銀行が解散手続きでも不正を行うことが無いよう、第三者委員会監視の下で解散手続きを行う。

【当社取締役会の意見】
反対:当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
 当社のPBR1倍割れの株価水準といったご指摘については、真摯に受け止めております。一方、昨年度の当期純利益が中期経営計画に定めたKPI目標を上回るなど、経営改善が進んでいることもご理解をいただきたく存じます。また、当社は、地方銀行として地域にとって不可欠なインフラとしての役割も果たしており、今後とも「お客さま本位の業務運営」に努めてまいります。したがって、当社を直ちに解散することは適当ではないと考えております。


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2023/06/29 15:00:00 +0900
2023/06/22 17:00:00 +0900
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