第17号議案
定款の一部変更の件（役員報酬の個別開示について）〔株主提案15〕

１．議案の要領
　取締役及び執行役の報酬・賞与その他職務遂行の対価として会社から受ける財務上の利益は個別開示をする旨を定款に定める。

２．提案の理由
　個々の役員報酬額や内容等は、株主が各役員の実績に照らし合わせて、妥当な報酬が支払われたかどうかをチェックするために、開示が必要である。また、開示される内容は株主利益最大化の観点からも極めて重要である。報酬が個別開示されれば、費用対効果の測定をより行いやすくなる。その結果として、開示される内容が高く評価できれば、株主から現段階よりも高額な報酬を提案することができ、役員のモチベーション向上、ひいてはさらなる会社の発展に繋がるものと期待できる。

【当社取締役会の意見】
反対：当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
　まず、当社は指名委員会等設置会社ではなく監査等委員会設置会社であるため、執行役は存在しません。また、当社の取締役の報酬については、株主総会において決議された報酬総額上限の範囲内で、委員長及び過半数の委員を独立社外取締役とする指名・報酬委員会が役員報酬の基本方針や報酬制度の内容等について十分な審議のうえ、法令に基づいた手続を経て決定しています。さらに、開示については、事業報告及び有価証券報告書において、法令に従い取締役報酬の算定方法、役員区分ごとの報酬総額及び支給人数について適正に開示しております。したがって、本議案のような定款変更は不要と考えております。