第4号議案
監査等委員の解任の件〔株主提案2〕

1.議案の要領
 以下の監査等委員を解任する。
 監査等委員 佐竹康峰
 監査等委員 野下えみ
 監査等委員 行方洋一

2.提案の理由
 金融庁の業務改善命令が4年半以上も継続している最中、小田原支店において当銀行行員による5700万円もの着服事件が発覚した。しかも、その事件は顧客の指摘により発覚し、その行員の着服期間は1年にも及んでいた。業務改善命令の指摘事項は「内部管理態勢等強化」である。また「主要行等監督上の評価項目」において「銀行の監査役は業務監査の職責を担っていることから、取締役が内部管理態勢(いわゆる内部統制システム)の構築を行っているか否かを監査する職務」と明記されている。当銀行は、長期に渡る行員の不正を発見できず、そのことは監査等委員が何一つ監査等業務の職責を果たしていない事を示している。よって、監査できない監査等委員は即刻解任すべきである。

【当社取締役会の意見】
反対:当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
 監査等委員の佐竹氏は、銀行経営の豊富な経験と高い見識・能力を監査等委員長として発揮しており、より多角的な目線での経営管理態勢の強化に大きく寄与しております。
 野下氏及び行方氏は法律家として高い専門性を有しており、招集ご通知20~21頁の「社外取締役候補者とした理由及び期待される役割の概要」にも記載のとおり、当社意思決定の健全性と透明性に大きく寄与しております。本議案の提案理由とされている、金融庁による業務改善命令が継続している中で起きた小田原支店における着服事件は誠に遺憾なものであり、嵯峨社長以下の業務執行取締役については経営責任の所在を明確化し、減俸処分をいたしました。他方で、本事件の発生が監査等委員における職務遂行に問題があったことを意味するものではなく、ましてや監査等委員の解任理由にはならないと考えております。


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2023/06/29 15:00:00 +0900
2023/06/22 17:00:00 +0900
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